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| ~ある日の出来事~ |
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もう眠れない日々が何日続いていたでしょうか。 寝ても覚めても考えることは借金のことばかり。 月の20日を過ぎればやってくる返済日の嵐。 最低返済額を入金し、元利分を即引き出して、次の金融会社の返済金の足しにする。 その繰り返し、なんとか切り抜けて月末を迎えた時は、 心身ともに疲れきっていました。 そんなある日、家のポストに中学校の同窓会の案内状が届いていました。 もう懐かしさと気を紛らわしたいのとで、出席に○を書いて旧友との再会になったのです。 同窓会当日は、当時の担任も来ていて、昔話で大盛り上がりになっていました。 会は2次会に進行し、静かなバーに場所を移していました。 たまたま横の席に座った担任が、おもむろに話しかけてきました。 「今、自分で仕事やってんだってな。どうだ?順調か?」 少し酔いもまわっていた僕は、 「いやあ、借金ばっかり増えてぜんぜんですよ」 「商売に向いてないのかなあ」とつい本音が出てしまいました。 「どっから融資受けてるんだ?○△銀行か?」と担任。 さらに「まさか消費者金融じゃないよな?」と まるで私の行動を見透かしているかのうような事を言って来るのです。 そして次に、 「消費者金融なら俺に言え、親戚に弁護士がいるんだ」と担任。 恐る恐る「そのまさかなんですけど…」と私。 「そうか、ここじゃ何だから明日お茶でも飲みながら話をしよう」と担任。 翌日、僕は借金生活脱出の一歩を踏み出すこととなるのです。 |
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