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| ~債務整理の全貌~ |
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翌日、日曜の昼下がり待ち合わせの喫茶店。 早く着いた私は、ホットコーヒーを注文し、経済紙に目を通していると、 「よお、待たせたか?」と担任がやって来て、 ハンカチで額の汗を拭きながらアイスコーヒーを注文し、 「すまんな、部活の面倒、見てて遅くなってしまった」と お冷を一気に飲み干しながら担任が言う。 担任の話によると、 最近では一般企業でいうサービス残業となる 部活の顧問になりたがらない先生が増えているらしい。 なんとも寂しく、悲しい話である 「さっそく、本題の話だがな。債務整理という言葉知ってるか?」と担任。 「いえ、何ですか?債務整理って?」と私。 「簡単に言えば、借金抱えて首が回らなくなった人の借金を、 法律に基づいて借金を減らすことを言うんだ」と担任。 「それって自己破産って奴ですか?」と私。 「自己破産も債務整理の一つだが、 その人の借金の内容とかによって選択する手段が違ってくるんだ。 君の場合は任意整理だな。」と担任。 「任意整理?」 「ああ、弁護士が債務者と債権者、つまり君と金融業者の間に入って 利率の引き直しや返済期間の交渉などをやってくれるんだ。」と担任。 「あ、でも私、自己破産の事を調べた事あるんですけど、 いくら取り立てされても返済しちゃいけないし、免除になるまで 取立ての電話とかを無視しなきゃいけないって書いてあったんですけど、 そんな度胸ないし…」と私。 「それはないな。任意整理の手続きをした場合、 弁護士から受任通知というのが、各対象となる金融業者に通達される。 その通知は、債務者に取り立てをしちゃいけないって 法律で定めれているんだ。だから心配ないよ。」と担任。 「ええっ!そうなんですか?でも弁護士さん雇うのって高いんじゃ…? いくら先生の親戚って言っても値引きなんかできないだろうし…」と私。 「さすがに値引きはできないだろうなあ。 でもな、親戚の所はな分割払いができるんだ。 今まで、クソ高い利子払って来たんだろう? 債務整理する事によって利率が引きなおされてみろ、 その利息分余裕が出てくるじゃないか。 それを弁護士費用の月々の支払いに充てるんだよ。」 「そ、そうか!あ、あのお願いしてもらえますか?」 「ああ、かわいい教え子のためだ。かまわんよ。」 この後、担任と共に親戚の弁護士事務所に向かったのです。 私は、事務所までの途中、 車を走らせながら安堵感からか涙が止まりませんでした。 |
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